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2025.11.06
京極発電所視察
先日、日本鉄道車両機械技術協会主催による京極発電所の視察に参加いたしました。
京極発電所は、北海道で初となる純揚水式水力発電所で、札幌市から西へ約70km、虻田郡京極町北部に位置しています。本発電所では、上部・下部の二つの調整池(ダム)を建設し、その高低差約400mを利用して、3台の水車・発電機により最大60万kW(20万kW×3台)の発電を行っています。北海道における純揚水式発電の先駆けとして注目される施設です。
当日は、上部調整地、地下発電所、そして京極ダムの順に見学を行いました。各視察地点では、担当者の方々から詳細かつ専門的な説明をいただき、活発な質疑応答も行われるなど、大変有意義な時間となりました。特に地下発電所では、通常は一般の立ち入りが制限されている設備内部まで見学させていただき、実際のスケールや技術の高さを間近に感じることができました。

今回の視察を通じて、再生可能エネルギーの活用や電力安定供給における揚水発電の重要性を改めて実感しました。普段なかなか目にすることのできない発電施設の内部を見学するという貴重な体験となり、非常に印象深い一日となりました。
(上部調整地の様子)